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25
May
<令和3年度兵庫県公立高校入試実施結果について>
去る3月に行われた兵庫県公立高校入試の実施結果が5月20日に兵庫県教育委員会から発表されました。詳細は下記のリンクからご覧いただけますが、簡単にまとめて共有させて頂きます。
https://www.hyogo-c.ed.jp/~koko-bo/02nyuushi/r3senbatu/r3senbatu.html
[入試問題の分析]
各科目の平均点は以下の通りです。()はR2との差です。
国語 53.2(+4.7)
社会 60.1(+6.6)
数学 52.6(+0.3)
理科 51.7(▲3.4)
英語 52.1(▲2.1)
5計 53.9(+1.2)
平均点が昨年より大きく上がった国語と社会は60点以上の人数が増えた事が原因で、正答率の低い問題が2問程度減った事がその理由として考えられます。
また、5科目計の平均点は大きな変化がありませんが、8割以上の得点を獲得した生徒数は昨年の1165名から870名に減少し、3割未満の生徒数も1419名から929名に減少しております。この事は新指導要領の前倒し的に新傾向の問題が増えた一方で、基礎的な問題量も増えた結果ではないかと思います。
今回の中部中学の中間考査においても表現力や思考力を問う問題が増えていた事も考え合わせると、基礎的な知識をしっかりと固めた上で、余裕のある生徒様には表現力や思考力を鍛える事を引き続き弊塾の方針としたいと思います。
[出願傾向の分析]
加古川市が属する第3学区の結果としては第1志望の志願者としては加古川西、高砂南、東播磨、加古川北で定員を下回っていましたが、加古川西、東播磨では第2志望の志願者で定員を満たしております。その一方で第3学区のトップレベル高校の加古川東は定員を87名オーバーする志願者となっておりました。
このような各学区のトップレベル高校が大きく定員をオーバーし、それ以外の高校は第2志望としている志願者も含めて定員を満たす傾向は複数志願制および学区再編実施後から各学区で見られる現象です。よって今後もこのような大きな傾向は維持される可能性が高いと思われます。
ただ、来春の入試においてもこの傾向が続くかは各高校の定員の調整が分からない現状では予想が難しいので、現時点では各高校の志願傾向の予測は見送らせて頂きます。
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